情報の本質
- korankoran12150
- 2017年1月20日
- 読了時間: 4分

気温が少し上がってきましたね。 雪国住みの人以外はそれでも充分寒く感じる程度でしょうが。 雪がドカッと降る事も少なくなったせいか、雪かきで腰をやられたという人も少なくなってきた気がします。 それでも子育てやお仕事で腰に来る人は絶えませんが。 辛くなったら、もし出来るなら辛さを感じる一歩手前でこらんこらんでリラックスしてください。 このまま暖かくなって欲しいですがまだ1月、油断は出来ないでしょう。 気温という単語が出た所で今回は環境、特に温室効果を例にした情報の本質の見方について話していきます。
温室効果から見る環境
産業革命以降、温室効果ガス(主に二酸化炭素)の排出増加に伴い、地球の平均気温の推移を照らし合わせると、それに正比例
するようにグラフの変移が酷似しているというデータは誰でも見た事があると思います。 これをただただ見せられた人は、温室効果ガスと温暖化の関連性が強い印象を持つのではないでしょうか。 私は専門学校に通っていた頃に、地球環境を扱う学科の先生にこう教わりました。 「グラフに騙されるな」と。 グラフのデータそのものは正しくても、グラフの見せ方次第では見る人の印象がまるで違ってくるのです。 しかし、これだけ馴染みのある単語なのに本質を理解している人はそう多くはないでしょう。 例えば、 ・二酸化炭素は全体の温室効果ガスにおける割合は2割程度である。 ・むしろ海水の蒸発など、自然から発生する水蒸気の温室効果が5割も占めている。 ・二酸化炭素単体では、そもそも温室効果の能力をを持たない。 文献やインターネットで調べれば簡単に出てくる情報ですが、ご存知の人はどれだけいるのでしょうか。 これらの情報を知っても、二酸化炭素のみに目くじらを立ててエコだエコだと言い続ける気になりますでしょうか。
情報のその先
この情報を先の「グラフに騙されるな」の言葉に当てはめるとこんな見方ができます。 温室効果ガスの上昇グラフと平均気温の上昇グラフは似ている印象があります。 しかしこれは過去1~200年程度のものである事が多いです。 ここで地球の歴史を辿ってみましょう。 地球が出来てから46億年、人類が誕生してからは1万年の時間が経過しています。 地球はこれまで縄文海進や氷河期など、人類が居なくても今では考えられない程の激しい気温の上下がありました。 それを踏まえると、人類が地球に影響を与える期間はあまりにも短い。 仮によく見るグラフを過去200年分のデータだとしたら、地球の歴史からみると2300万分の1という非常にちっぽけなデータでしかありません。 あまりにもデータが小さ過ぎて、地球の気温上昇が人類の影響によるものなのかを判別する材料になりえるかは疑問です。 しかし46億年という時を考慮に入れず、200年分を過去全体と見てしまっては読み取れる情報も違ってきて当然なのです。 例えば、街頭アンケートで「北海道の人はカレーとラーメンどっちが好き?」とデータを採ろうとした時、10人アンケートと1万人アンケートのどちらを重視すべきかは、一目瞭然ですよね。
本質に触れるには
私たちセラピストでも、今より技術を向上させる為にあれこれと試行錯誤を行った上で、今までは良かれと思っていたものが実はそんなに効果的ではなかったなんて事がこれから起こりえるかもしれません。 同じくお客様にご満足頂けるよう心掛けても、各セラピストで知識や施術が違ったりするのはその為です。 要は健康に関しても何にしても、情報は多角的な視点をもたないと本質に触れるのは難しいという事です。 例えば、円柱という立体のシルエットを映した時、真横からでは■、真上からでは●に見えます。 同じ情報でも見え方が違えば情報も変わります。 ご自身でもストレッチをしたり、背中にボールを当てたりと工夫している方もいらっしゃいますが、試行錯誤すればするほど選択肢は広がっていくのではないかと思います。 もし体の事で疑問があれば、当店のセラピストに質問してください。